サイトを丸ごとオフライン保存する方法
サイトを 丸ごとオフライン保存 したい——ネット環境がない場所で読みたい、ページが消える前に手元へ残したい、といった場面で役立つ保存方法です。この記事では、サイトをオフラインで開ける形で保存する手段を、手軽な順に整理します。
Chrome拡張機能「ArchiveSeal」を開発しながら、私自身もさまざまなページを手元に保存してきました。その経験から、現実的に使える方法を紹介します。
「丸ごと保存」で残るもの
オフライン保存の目的は、ネットにつながっていなくてもページの中身を開けるようにすることです。URLだけのブックマークと違い、本文・画像・レイアウトを手元のファイルとして残します。ページが削除・変更されても、保存しておけば後から確認できます。保存方法全体の地図はWebページを保存する方法の決定版にまとめています。
1ページを丸ごと保存する
ブラウザの「名前を付けて保存」
もっとも手軽なのは、ブラウザ標準の保存機能です。
- 保存したいページを開きます。
Ctrl + S(Macは⌘ + S)を押します。- 形式で「ウェブページ、完全」を選びます。
- 保存します。
HTMLファイルとは別に、画像などを入れたフォルダができることがあり、オフラインで開けます。ただし、サイトによっては、保存したページがオンラインで見たときと同じ見た目にならないことがあります。ファイルとフォルダを離すと画像などが表示されなくなることがあるので、同じ場所にまとめて管理してください。
1ファイルにまとめる拡張機能
SingleFileのような拡張機能を使うと、ページを画像も含めて1つのHTMLファイルにまとめて保存できます。フォルダが散らからず、共有や管理が楽になります。
画像と本文をセットで残す拡張機能
後述の ArchiveSeal は、画面の見た目を画像として残しつつ、ページの本文テキストも一緒に取得して残す方式の拡張機能です。印刷用の再レイアウトを介さないため、崩れが起きにくくなります。
企業サイトや自作サイトなど、ホームページ単位で残したい場合の使い分けはホームページを保存する方法にまとめています。
複数ページ・サイト単位で保存する
「サイトを丸ごと」という言葉には、サイト内の複数ページをまとめて残したいという意味も含まれます。ただし、サイトの全URLを機械的にダウンロードする作業は負荷が大きく、利用規約やサーバー負荷の面でも慎重さが必要です。
現実的には、必要なページを順に開いて保存し、後でまとめて管理するのが扱いやすい方法です。各ページをPDF化して束ねたい場合は、WebページをPDFで保存する方法も参考になります。
保存するときの注意点
- 遅延読み込み:画像がスクロールで読み込まれるサイトでは、保存前に最後までスクロールしておくと画像抜けを防げることがあります。
- ログインページ:会員ページや管理画面は、ログイン状態のブラウザ上で保存できる手段を選びます。外部にURLを送るサービスでは、ログインが必要なページを取得できないことがあります。保存日時を添えて手元に残す形はWebページの「日時つき保存」とはにまとめています。
- 動的なサイト:JavaScriptで内容が変わるサイトは、保存時点の状態が残ります。最新を保ちたい場合は再保存が必要です。
公開ページの「時点の記録」を第三者サービスに残したい場合は、アーカイブ/魚拓で残す方法が向いています。読書用に溜めて消化したいならネット記事を保存して後で読むを参照してください。
ArchiveSealで中身を崩れにくく手元に残す
Chrome拡張の ArchiveSeal は、画面の見た目をそのまま画像として残し、あわせてページの本文テキスト・URL・保存日時を取得して残す方式です。印刷用の再レイアウトを介さないため、崩れが起きにくくなります。残した PDF のヘッダーには URL と日時が入ります。保存したページはグループで整理でき、複数ページを目的別にまとめて管理できます。
基本の保存・グループ整理・画像 PDF(A4 縮小)の出力と、保存したページの本文の閲覧は無料で使えます。Pro 版では、ページの HTML を保存し、管理画面で元のまま開いて閲覧(オフライン可・文字の選択も可)/保存した HTML を1つのファイルとしてダウンロード/範囲を指定して PDF 出力(テキスト検索に対応)/PDF の連結・一括・A4 分割出力/PDF のテキスト検索対応ができます。「あとで使う前提で残す」運用と相性が良いので、まず無料で保存して仕上がりを確かめてみてください。
Pro の機能は 10 日間無料で試せます。登録も決済情報の入力も不要で、期間が終わると自動的に Free に戻ります。
よくある質問
サイトをオフラインで読めるように保存できますか?
できます。ブラウザの「名前を付けて保存(ウェブページ、完全)」やSingleFileのような拡張機能で、本文・画像を含めて手元に保存すれば、ネットにつながっていなくても開けます。ArchiveSealのように画面の見た目を画像として残す方式なら、印刷用の再レイアウトを介さないため崩れが起きにくくなります。
サイトの全ページを自動で保存できますか?
全URLを機械的にダウンロードする作業は負荷が大きく、利用規約やサーバー負荷の面でも慎重さが必要です。実務では、必要なページを順に開いて保存し、後でまとめて管理する方が扱いやすいです。
保存したらレイアウトが崩れました。どうすれば?
ブラウザ標準の保存では、オンラインで見たときと同じ見た目にならないことがあります。1ファイルにまとめる拡張機能(SingleFileなど)は、HTMLと画像などを1つのファイルにまとめるので、フォルダを分けずに持ち運べます。ArchiveSealのように画面の見た目を画像として残す方式なら、印刷用の再レイアウトを介さないため崩れが起きにくくなります。
ログインが必要なページも保存できますか?
ブラウザ上で動く保存方法なら、ログイン後に表示しているページをそのまま保存できます。URLを外部に送るアーカイブ系サービスには、ログインが必要なページを取得できないものがあります。
スマホでサイトを保存できますか?
スマホのブラウザにも共有メニューやリーディングリストがありますが、丸ごと保存の自由度はPCの方が高いです。ArchiveSealはPCのChrome拡張機能のため、スマホ単体での利用には対応していません。
まとめ
サイトを丸ごとオフライン保存するには、手軽さならブラウザの「名前を付けて保存」、整理しやすさなら1ファイルにまとめる拡張機能、崩れにくさなら記録系の拡張機能が向いています。複数ページは「必要なページを順に保存して管理」が現実的です。中身を崩れにくく手元に残したい方は、ArchiveSeal をChromeに追加して無料で試せます。