archive.today(アーカイブトゥデイ)とは|使い方と注意点
archive.today(アーカイブトゥデイ)は、指定したURLのページを、その時点の状態で保存できるサービスです。archive.is archive.ph archive.li など複数のドメインで運営されており、どれも同じ仕組みを指しています。
私はArchiveSealというWebページ保存用のChrome拡張機能を開発していて、保存手段の使い分けをよく聞かれます。ここでは使い方と、実際に使うときにつまずきやすい点を整理します。
archive.todayでできること
大きく2つです。
1. 今のページを保存する:URLを渡すと、その瞬間のページのスナップショットが作られ、固有のURLで参照できるようになります。
2. 保存済みの記録を探す:URLを入力すると、そのページの保存済みスナップショットが一覧で出てきます。
特徴は、保存の起点が人であることです。誰かがURLを渡さない限り保存されません。裏を返せば、渡しさえすれば「今この瞬間」を確実に固定できます。
保存する手順
https://archive.today/を開く- 上段の入力欄(保存用)に、保存したいURLを貼る
- 実行すると処理が始まり、数秒〜数十秒でスナップショットが作られる
- 完了すると固有のURLが発行されるので、それを控える
保存されたページは公開されます。手元だけに置いておく保存ではないので、他人に見せられて困る内容には使わないでください。
保存済みを探す手順
- 同じトップページの下段の入力欄(検索用)にURLを入れる
- そのURLについて保存済みの一覧が日時つきで表示される
- 見たい日時を選ぶ
ドメイン単位やURLの前方一致でも探せるので、「このサイトの何かが保存されていないか」という調べ方もできます。
Wayback Machineとの違い
同じ「Webアーカイブ」でも、性格がかなり違います。
| archive.today | Wayback Machine | |
|---|---|---|
| 保存のきっかけ | 人がURLを渡したとき | 機械的な巡回+手動保存 |
| 過去にさかのぼる | できない(渡された時点のみ) | できる(巡回で貯まった分) |
| 得意なこと | 今の状態を確実に固定する | 過去の推移を追う |
| 保存の形 | 見た目を固定したスナップショット | 当時のページを再現 |
Wayback Machineの手順とその限界はWayback Machineの使い方|過去のページを見る・今のページを残すに、日本で広く使われているウェブ魚拓についてはウェブ魚拓の使い方と代替手段【残す・調べる】にまとめました。3つの位置づけの全体像はWebページをアーカイブ/魚拓で残す方法で扱っています。
つながらない・保存できないとき
archive.todayは、時間帯によってアクセスできないことがあります。これは利用者側の設定の問題ではないので、次のように対処します。
- 別ドメインを試す:
archive.pharchive.isarchive.liなどで到達できることがあります - 時間を空けて再試行する:混雑が解消すると通ることがあります
- 他の手段を併用する:Wayback MachineのSave Page Nowや、手元への保存に切り替えます
保存自体ができないケースもあります。ログインが必要なページ、サイト側がアクセスを制限している場合、動的に読み込まれる部分などです。保存を実行したら、発行されたURLを開いて中身が入っているかを必ず確認してください。
「保存ボタンを押した」と「保存されている」は別です。第三者のサービスだけに頼らない
archive.todayに限らず、外部のアーカイブサービスには共通する前提があります。
- 運営の都合に左右される:停止・方針変更・アクセス制限が起きうる
- 公開される:他人に見せられる代わりに、隠しておくことはできない
- 削除される可能性がある:サイト側の申し出などにより表示されなくなることがある
したがって、後から確実に見返したい記録は、第三者のサービスと手元の両方に置いておくのが安全です。手元のファイルは外部の運営状況とは独立して残ります。手元に残す方法の比較はWebページを保存する方法の決定版にあります。
なお、記録の使いみちが紛争や手続きに関わる場合、その記録がどう扱われるかは技術の話ではありません。判断が必要な場面では弁護士等の専門家に相談してください。
よくある質問
archive.todayとは何ですか?
指定したURLのページを、その時点の状態で保存できるアーカイブサービスです。archive.is、archive.ph、archive.li など複数のドメインで運営されていますが、どれも同じ仕組みを指しています。保存されたスナップショットには固有のURLが発行され、元のページが変更されたり削除されたりしても、その時点の内容を参照できます。
archive.todayの使い方を教えてください。
トップページの上段の入力欄に保存したいURLを貼って実行すると、数秒から数十秒でスナップショットが作られ、固有のURLが発行されます。保存済みの記録を探す場合は下段の入力欄にURLを入れると、そのページについて保存済みの一覧が日時つきで表示されます。ドメイン単位や前方一致でも探せます。
Wayback Machineとどちらを使えばいいですか?
目的で分かれます。archive.todayは人がURLを渡したときにだけ保存されるので、今の状態を確実に固定したい場面に向きます。Wayback Machineは機械的な巡回で過去が貯まっているため、昔どうだったかを追いたい場面に向きます。これから消えるかもしれないものを今のうちに残すなら前者、過去の推移を知りたいなら後者です。
archive.todayにアクセスできません。
時間帯によってつながらないことがあり、利用者側の設定の問題ではありません。archive.ph や archive.is など別ドメインで到達できる場合があるので試してください。それでも通らない場合は時間を空けて再試行するか、Wayback MachineのSave Page Nowや手元への保存に切り替えるのが現実的です。
保存したページは非公開にできますか?
できません。archive.todayに保存されたページは公開され、URLを知っている人が閲覧できる状態になります。他人に見せられて困る内容には使わないでください。自分だけで持っておきたい記録は、手元にファイルとして保存する方法を選ぶ必要があります。
まとめ
- archive.todayは人がURLを渡した瞬間を固定するサービス。過去には遡れない
- 保存は上段、検索は下段。発行されたURLを開いて中身を必ず確認する
- 過去を追うならWayback Machine、今を固定するならarchive.today
- つながらない時間帯がある。別ドメイン・時間を空ける・他手段の併用で対処する
- 保存内容は公開される。隠したい記録には向かない
- 外部サービスは運営の都合に左右されるので、手元にも残す
第三者に預ける記録は便利ですが、預けた先の事情までは選べません。
