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WebページをPDF保存するChrome拡張機能|最初の1枚で見る3点

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WebページをPDFで残したくて、Chromeの拡張機能を探している。ウェブストアで「PDF」と入れると、似た名前の拡張機能がたくさん並びます。

どれもボタン1つでPDFを作れますが、作られるPDFの中身は拡張機能ごとに違います。文字を選べるかどうか、どこのページをいつ残したかが入るかどうかは、名前や説明の雰囲気からは分かりません。

私はArchiveSealというWebページ保存用のChrome拡張機能を開発していて、PDFの書き出しも作っています。この記事では、特定の拡張機能をすすめる代わりに、入れる前に確かめることと、入れたあと最初の1枚で確かめることをまとめます。

この記事では以下の3つを解説します。

  • 拡張機能を入れる前に、Chromeの印刷で足りないかを見分ける方法
  • ページの内容をどこへ送る拡張機能なのかを確かめる理由
  • 最初の1枚のPDFで見る、文字・URLと日付・ページの下端の3点

印刷で足りるなら、拡張機能は要りません

Chromeには、拡張機能を入れなくてもPDFを作る機能があります。Ctrl + P(Macは ⌘ + P)で印刷画面を開き、送信先を PDFに保存 にするだけです。

短いページを1枚だけ残すなら、これで十分です。仕上がりを整える設定はChromeの印刷設定で扱っています。

拡張機能を探す価値があるのは、次のような場面です。

場面印刷で起きやすいこと
長いページや段組みの多いページを残したい印刷用に組み直されて、改ページがずれたり要素が抜けたりする
同じような保存を何度も繰り返す毎回、印刷画面・送信先・ファイル名の手順を踏む
残したページをあとで探したい・整理したいダウンロードフォルダにPDFが溜まっていくだけになる

どれにも当てはまらなければ、まずは印刷で試してください。方法ごとの向き不向きはWebページをPDFで保存する方法にまとめています。

拡張機能が作るPDFは、中身が分かれます

WebページをPDFにする拡張機能は、見た目はどれも「ボタンを押すとPDFになる」ですが、PDFの中身で大きく2つに分かれます。

作り方PDFの中身できること
画面を画像として撮ってPDFにするページの画像だけ見た目を残す
画像と一緒に文字も取り込む画像+文字見た目を残す/文字を選ぶ・検索する

画像だけのPDFは、画面には文字が見えていても、PDFの中には文字の情報が入っていません。あとで語を検索しても見つからず、文字を選んでコピーすることもできません。

さらに、PDFの上下に元のページのURLと日時が入るかどうかも、拡張機能によって違います。

同じ「PDF保存」の拡張機能でも、あとで探せるかとどこのいつのページか分かるかは、作られたPDFを開くまで分かりません。

だから、説明文で選ぶより、最初の1枚を作って確かめるほうが早くて確実です。その前に1つだけ、入れる前に見ておくことがあります。

入れる前に、ページの内容をどこへ送るかを確かめる

拡張機能によっては、PDFへの変換を外部のサーバーで行うことがあります。その場合、保存したいページの内容が、拡張機能の運営者のサーバーに送られます。

ふだん読んでいるニュースやブログなら、気にならないかもしれません。気をつけたいのは、次のようなページです。

  • ログインしないと見られないページ(会員ページ・購入履歴・管理画面など)
  • 社内のシステムや、外に出してはいけない資料のページ
  • 自分や他人の個人情報が表示されているページ

拡張機能の説明文やプライバシーポリシーに、ページの内容をどこで扱うかが書かれています。書かれていない、または読んでも分からない拡張機能は、送られる前提で扱うのが安全です。

ログイン後のページをPDFにしたいなら、変換がパソコンの中で完結する拡張機能かを、入れる前に確かめてください。

入れたら、最初の1枚で3つを確かめる

拡張機能を入れたら、ふだん残したいページに近いもので1枚PDFを作ります。できれば、少し長めで、文字と画像が両方あるページを選んでください。短いページでは差が出にくいからです。

作ったPDFを開いて、次の3つを順に見ます。

1. 文字を選べるか

PDFの本文を、マウスでなぞってみてください。文字が青く選ばれれば、PDFの中に文字の情報が入っています。

念のため Ctrl + F(Macは ⌘ + F)で、本文に見えている語を1つ検索します。ヒットすれば、あとから語で探せるPDFです。

なぞっても選べない、検索しても0件なら、画像だけのPDFです。見た目を残す用途なら困りませんが、あとで語で探したり、文章を引用したりはできません。選べるのに検索が効かないときは、別の原因もあります。切り分けはPDFが検索できない原因で整理しました。

2. URLと日付が入っているか

PDFの上端と下端を見てください。元のページのURLと、保存した日時が入っていれば、数か月後に見返しても「どこのページの、いつ時点の内容か」が分かります。

入っていなければ、PDFのファイル名に日付とサイト名を入れる、URLをメモしておくなど、自分で補う必要があります。人に渡すPDFや、あとで見比べたいPDFでは、ここが効いてきます。

3. ページのいちばん下まで入っているか

PDFの最後のページを開き、元のページのいちばん下の部分(フッターや最後の段落)まで入っているかを見ます。

画面を撮る方式は、撮り方によっては、スクロールして初めて読み込まれる部分を取りこぼすことがあります。途中から空白になっている、画像だけが抜けている、といった形で出ます。

あわせて、動画や地図などの埋め込み部分が空白になっていないかも見ておきます。埋め込みは、多くの保存方法で残りにくい部分です。レイアウトの崩れ方と原因はPDF化で崩れる原因で扱っています。

確かめた結果で、使い分ける

3つとも満たす拡張機能がいつも要るわけではありません。残す目的に合わせて、必要なものだけ見れば足ります。

残す目的必要なこと
見た目を1枚の画像で残したい3. 下端まで入っている
あとで語で探したい・引用したい1. 文字を選べる+3. 下端まで入っている
人に渡す・あとで見比べる2. URLと日付が入っている+3. 下端まで入っている
ログイン後のページを残したい入れる前の確認(送り先)+目的に応じた上の項目

PDF以外の残し方(スクリーンショット・HTML保存・Webアーカイブ)も含めて選びたいときは、Webページ保存ツールの比較を見てください。

ArchiveSealでの扱い

Chrome拡張の ArchiveSeal は、画面の見た目をそのまま画像として残し、あわせてページの本文テキスト・URL・保存日時を取得して残す方式です。印刷用の再レイアウトを介さないため、崩れが起きにくくなります。残した PDF のヘッダーには URL と日時が入ります。動画や埋め込み枠は空白になります。

この記事の3つに当てはめると、次のとおりです。

  • 1. 文字を選べるか: 無料で書き出すPDFは画像のPDFです。文字を選んだり検索したりできるのは、Pro 版(お試し中を含む)で書き出したPDFです
  • 2. URLと日付: 無料・Pro 版とも、PDFのヘッダーにURLと日時が入ります
  • 3. ページの下端: 保存する前にページ全体を一度スクロールして読み込ませてから撮影するため、スクロールで読み込まれる部分も残りやすくなっています

取得したページの内容は利用者のパソコン内に保存され、運営者にも第三者にも送信されません。ログイン後のページも、表示している状態のまま残せます。

基本の保存・グループ整理・画像 PDF(A4 縮小)の出力と、保存したページの本文の閲覧は無料で使えます。Pro 版では、ページの HTML を保存し、管理画面で元のまま開いて閲覧(オフライン可・文字の選択も可)/保存した HTML を1つのファイルとしてダウンロード/範囲を指定して PDF 出力(テキスト検索に対応)/PDF の連結・一括・A4 分割出力/PDF のテキスト検索対応ができます。

Pro の機能は 10 日間無料で試せます。登録も決済情報の入力も不要で、期間が終わると自動的に Free に戻ります。

PDFの書き出しについて詳しく見る

よくある質問

WebページをPDFで保存するChrome拡張機能は、どう選べばよいですか?

説明文だけで選ぶより、入れてから1枚PDFを作って確かめるほうが確実です。見るのは、文字を選べるか、元のページのURLと日付が入っているか、ページのいちばん下まで入っているかの3点です。ログイン後のページを残したいなら、入れる前に、ページの内容を外部のサーバーに送る拡張機能かどうかも確かめてください。

拡張機能を入れずにPDFにする方法はありますか?

Chromeの印刷機能でPDFにできます。Ctrl + P(Macは ⌘ + P)で印刷画面を開き、送信先を「PDFに保存」にして保存を押します。短いページを1枚残すなら、これで十分です。長いページで改ページがずれる、同じ保存を何度も繰り返すといった場面で、拡張機能が役に立ちます。

拡張機能で作ったPDFで、文字が検索できません。

PDFが画像だけでできている可能性があります。本文をマウスでなぞって文字が選べるかを見てください。選べなければ、PDFの中に文字の情報が入っていないので、検索しても見つかりません。文字を選べるのに検索が効かない場合は、文字コードやビューアの設定など、別の原因を順に確かめます。

ログインが必要なページを、拡張機能でPDFにしても大丈夫ですか?

拡張機能によって扱いが違います。PDFへの変換を外部のサーバーで行う拡張機能だと、ページの内容がそのサーバーに送られます。説明文やプライバシーポリシーで、ページの内容をどこで扱うかを確かめてください。書かれていない場合は、送られる前提で扱うのが安全です。

PDFのいちばん下が空白になっています。

画面を撮る方式の保存では、撮り方によって、スクロールして初めて読み込まれる部分を取りこぼすことがあります。保存する前にページを最後までスクロールしてから、もう一度PDFにしてみてください。動画や地図などの埋め込み部分は、多くの保存方法で空白になりやすい部分です。

まとめ

  • Chromeの印刷で足りるなら、拡張機能は要らない。長いページ・繰り返しの保存・あとで整理したい場面で探す
  • 拡張機能が作るPDFは、画像だけのものと画像+文字のものに分かれ、URLと日時が入るかどうかも違う
  • 入れる前に、ページの内容を外部のサーバーに送るかを確かめる。ログイン後のページを残すなら特に
  • 入れたら最初の1枚で、文字を選べるか・URLと日付が入っているか・下端まで入っているかの3つを見る
  • 3つ全部が要るとは限らない。残す目的に合わせて必要な項目だけ見ればよい

拡張機能は、入れて1枚作るまで中身が分かりません。最初の1枚を開いて3つを見る数分で、あとから「探せない」「どこのページか分からない」PDFが溜まるのを防げます。