FireShotの使い方とArchiveSealの違い(用途比較)
FireShotの使い方を整理しつつ、似た用途で使われる ArchiveSeal との方式の違いをまとめます。どちらもWebページを残すためのツールですが、得意な場面が異なります。最初に結論を言うと、見た目を画像で残すなら FireShot、テキスト・URL・日時と一緒に記録として残すなら ArchiveSeal、という使い分けになります。
FireShotとは?基本の使い方
FireShot は、Webページのスクリーンショットを撮るための定番のChrome拡張機能です。インストールするとツールバーにアイコンが追加され、ワンクリックで撮影メニューを呼び出せます。基本の使い方はシンプルです。
- 拡張機能のアイコンをクリックします。
- 「ページ全体」「表示部分」「選択範囲」などのキャプチャ方法を選びます。
- 撮影した画像を、PNG・JPEG・PDF などの形式で保存します。
画面を撮ることを起点としたツールで、ページ全体・表示部分・選択範囲のキャプチャは無料版から使えます。撮ってすぐ保存・共有できる手軽さが魅力で、ショートカットキーを割り当てておくと、アイコンを押さずに素早く撮影できます。
FireShotの料金について
FireShot はキャプチャの基本機能を無料版から使えます。公式の機能比較では、PDFのテキスト機能(検索・選択・コピー)、ヘッダー・フッターのカスタマイズ、複数ページのPDFが有料版(Pro)の機能として案内されています(PDF内のリンクの保持は、Proより下の Standard から案内されています)。まず無料で使い心地を確かめ、PDFでの取り回しが必要になったら有料版を検討する、という順序がおすすめです。仕様や提供範囲、料金は変わることがあるため、最新情報は公式をご確認ください。
FireShotの主な機能と向いている用途
- ページ全体のキャプチャ:スクロールが必要な縦長ページも1枚にまとめて撮れます。
- 表示部分・選択範囲のキャプチャ:必要な部分だけを切り出せます。
- 画像/PDFでの保存:用途に応じて形式を選べます(PDFのテキスト機能は有料版)。
向いているのは、「画面の見た目をそのまま記録したい」「資料に貼る画像が欲しい」「サッと共有したい」といった用途です。たとえばデザインの参考にサイトの見た目を集めたり、エラー画面を画像で控えておいたりする場面で活躍します。注釈を付けて共有したい場合は、Gyazo・Awesome Screenshotの使い分けで紹介するツールも選択肢になります。
FireShotとArchiveSealの違い(方式の比較)
両者の最も大きな違いは、何を起点に保存するかです。
- FireShot=画面を撮る(画像起点):見た目を画像として取り込みます。ページ全体・表示部分・選択範囲のキャプチャが無料版から使え、PDFのテキスト機能は有料版(Pro)で提供されています。
- ArchiveSeal=画像と一緒に本文テキスト・URL・日時を取得:見た目の画像だけでなく、ページの本文テキストと、URL・保存日時をセットで残します。
この違いから、次のような差が生まれます。
| 観点 | FireShot | ArchiveSeal |
|---|---|---|
| 起点・方式 | 画面を撮る(画像起点) | 画像と一緒に本文テキスト・URL・日時を取得 |
| 主な出力 | 画像 / PDF | |
| テキスト検索対応PDF | ○(Pro) | ○(Pro) |
| 範囲を指定した出力 | 選択範囲のキャプチャ可(無料版から)。PDFのテキスト機能はPro | 範囲を指定してテキスト検索に対応したA4 PDF(Pro) |
| URL・日時 | ヘッダー・フッターのカスタマイズ(Pro) | PDFのヘッダーに入る(無料版でも) |
| 保存物の整理 | 公式を参照 | グループで整理。設定で同じページを保存するたびに新しいアーカイブとして残せる |
| 料金 | 各公式を参照 | 料金プランを参照 |
※この表は起点(方式)と、残るものの違いを示すものです。どちらが優れているという話ではありません。PDFのテキスト検索対応は、FireShot Pro でも提供されるなど各ツールの有料版で扱われる場合があり、特定ツールに固有のものではありません。仕様は更新されることがあるため、最新情報は各公式をご確認ください。画像で残すのか、あとから本文を探せる記録として残すのか——この違いで選ぶと分かりやすくなります。
どう使い分ける?
具体的な場面で考えると、使い分けがはっきりします。
- 見た目を画像で残したい・すぐ共有したい → FireShot などのスクリーンショット系
- 本文をあとで検索して引用したい・いつ見たページかを一緒に残したい → ArchiveSeal などの記録系
たとえば「予約画面や行程表を体裁そのままに残したい」「契約内容のページを、いつ見たものか分かる形で保管したい」「保存したページの本文をあとで検索して引用したい」といった業務寄りの使い方では、URLと日時が一緒に残る ArchiveSeal が扱いやすくなります。逆に、ブログのデザインを画像で集める、画面を1枚撮ってチャットに貼る、といった軽い用途なら FireShot の手軽さが活きます。
ArchiveSeal の基本機能は無料で試せるので、両方を実際に使って比べてみるのが確実です。料金は料金プランをご確認ください。
ArchiveSeal 以外も含めて乗り換え先を見比べたい場合は、FireShotの代替を探すなら|目的別の乗り換え先の選び方に目的別の選び方をまとめています。
よくある質問
FireShotは無料で使えますか?
基本的なキャプチャ機能は無料版から使えます。公式の機能比較では、PDFのテキスト機能(検索・選択・コピー)、ヘッダー・フッターのカスタマイズ、複数ページのPDFが有料版(Pro)の機能として案内されています。PDF内のリンクの保持は、Proより下の Standard から案内されています。提供範囲は変わることがあるため、最新情報は公式をご確認ください。
FireShotでページ全体を撮るにはどうしますか?
拡張機能のアイコンをクリックし、メニューから「ページ全体(フルページ)のキャプチャ」を選びます。縦に長いページも自動でスクロールしながら1枚の画像にまとめてくれます。
FireShotとArchiveSealはどちらを使うべきですか?
画面の見た目を画像として残したい・すぐ共有したいならFireShotが手軽です。あとから本文を検索して引用したい、いつ見たページかを一緒に残したいならArchiveSealが向いています。目的で選ぶのがおすすめです。
FireShotのPDFはテキストとして扱えますか?
有料版(Pro)はPDFのテキスト機能(検索・選択・コピー)に対応しています。ArchiveSealも、Pro版で出力したPDFはPDFビューアの検索機能で本文を探せます。範囲を指定したPDFでも同じで、こちらにもURLと日時が入ります。FireShot は有料版(Pro)の機能、ArchiveSeal は Pro 版の機能です。用途で使い分けるとよいです。
FireShotはスマホで使えますか?
FireShotはPC向けのブラウザ拡張機能が中心です。スマホでは標準のスクリーンショット機能や、各ブラウザの対応状況に依存します。
まとめ
FireShot はスクリーンショットを手早く残すのに優れたツールです。一方で、あとから本文を探したい、いつ見たページかを一緒に残したいなら、画像と本文テキスト・URL・日時をセットで残す ArchiveSeal が候補になります。それぞれの方式の違いを踏まえ、目的に合う方を選んでください。ツール全体の選び方はWebページ保存ツールの比較・選び方も参考になります。