Androidでサイトをオフライン保存する2つの方法と、その違い
「電車の中で読もうとしたら、圏外で開けなかった」
「保存したはずなのに、どこに入ったのか分からない」
「スターを押したのと、ダウンロードしたのは同じことだと思っていた」
Androidで保存したあとに、こんなことになった経験はありませんか。
AndroidのChromeには、オフラインで読むための方法が2つあります。リーディングリストに入れる方法と、ページそのものをダウンロードする方法です。
この2つは置き場所もできることも違います。同じつもりで使うと、読みたいときに開けません。
私はArchiveSealというWebページ保存用のChrome拡張機能を開発していて、「保存したのに読めない」という相談をよく受けます。この記事では、Googleの公式ヘルプに書かれている手順をもとに、2つの違いと使い分けを整理します。
この記事では以下の3つを解説します。
- リーディングリストに保存する手順と、保存先の決まり方
- ページをダウンロードする手順と、読む・消す・渡す操作
- どちらを選べばよいか(iPhoneとの違いも)
読み終わる頃には、自分の使い方に合うほうを選べるようになります。
2つの方法は、何が違うのか
入れ方が似ているので混ざりますが、置き場所が別なので、探す場所も別になります。| リーディングリスト | ページのダウンロード | |
|---|---|---|
| 入れ方 | その他アイコン → スター | その他アイコン → ダウンロード |
| 置き場所 | ブックマークの中のリーディングリスト | ダウンロードの一覧 |
| 向いている使い方 | あとで読む記事を溜める | 圏外で確実に開きたい |
どちらも事前にインターネットへ接続している必要があります。公式ヘルプにも、ページを保存するにはインターネットに接続する必要があると明記されています。圏外になってから保存はできません。
方法① リーディングリストに保存する
手順は3つです。
- AndroidでChromeを開く
- 後で読むページに移動する
- アドレスバーの右のその他アイコン → スターをタップする
ここで知っておくと迷わない決まりがあります。公式ヘルプによると、新しいページはすべて、最後に保存したフォルダに保存されます。
つまり、前回どこかのフォルダに入れていると、今回もそこへ入ります。リーディングリストに入れたつもりが別のフォルダ、ということが起こります。保存する場所を変えたいときは、ページの下部にある「編集」をタップします。あとから変えるときは、そのページでその他アイコン → スターを開き、「フォルダ」→「リーディングリスト」の順に選びます。
読むときは、その他アイコン →「ブックマーク」→「リーディングリスト」の順に開きます。
方法② ページをダウンロードする
こちらはページそのものを端末に落とす方法です。
- AndroidでChromeを開く
- 保存するページにアクセスする
- アドレスバーの右のその他アイコン → ダウンロードをタップする
保存したあとの操作は、ダウンロードの一覧から行います。
- 開く: その他アイコン →「ダウンロード」→ 一覧からページをタップ
- 削除する: ページを押し続けて、右上の削除
- 共有する: ページを押し続けて、右上の共有
公式ヘルプにはヒントもあります。オンラインに戻ったときは、再読み込みで最新の内容を確認できます。保存した時点の内容と、今の内容を見比べたいときに使えます。
どちらを選べばよいか
使い分けの基準は、読んだあとに残すかどうかです。
- 読んだら消す前提 → リーディングリスト。溜めて、消化していく使い方に向きます
- 圏外で確実に開きたい → ダウンロード。ページそのものが端末にあります
- 両方使ってよい(片方に寄せる必要はありません)
保存したものが見つからなくなったときの辿り方は保存したサイトはどこにあるかの辿り方にまとめています。
iPhoneとは仕組みが違います
同じ「オフラインで読む」でも、iPhoneのSafariとは作りが違います。
iPhoneのSafariはリーディングリストが中心で、設定を入れるとオフライン用のコピーがiCloudに保存されます。Androidのダウンロードのように、ページを端末へ落とす操作とは別の考え方です。
iPhone側の手順はiPhoneでサイトをオフライン保存する方法にまとめました。2台を使い分けている場合は、同じやり方が通じないと思っておくほうが安全です。
パソコンで丸ごと保存する方法はサイトを丸ごと保存してオフラインで読む方法で扱っています。
あとから探したい記録は、パソコン側で残す
スマホでのオフライン保存は「移動中に読む」ための仕組みです。数か月後に探し出したい記録には、少し向きません。
Chrome拡張の ArchiveSeal は、開いているページの見た目を画像として残し、あわせて本文テキスト・URL・保存日時を取得して手元の管理画面に保存する方式です。保存したページは一覧で並び、グループで整理できます。Android の「ダウンロード」と同じように、ページを1つのファイルとして手元に落としてオフラインで開きたい場合は、HTML で保存して1つのファイルとしてダウンロードする方式があります(Pro 版)。
Pro の機能は 10 日間無料で試せます。登録も決済情報の入力も不要で、期間が終わると自動的に Free に戻ります。
よくある質問
AndroidでWebページをオフラインで読むにはどうすればよいですか?
方法は2つあります。1つはリーディングリストで、Chromeでページを開き、アドレスバーの右のその他アイコンからスターをタップします。もう1つはページのダウンロードで、同じくその他アイコンからダウンロードをタップします。どちらも事前にインターネットへ接続している必要があり、公式ヘルプにも、ページを保存するにはインターネットに接続する必要があると明記されています。
スターとダウンロードは何が違いますか?
置き場所と使い方が違います。スターで入れたページはブックマークの中のリーディングリストに入り、あとで読む記事を溜める使い方に向きます。ダウンロードしたページはダウンロードの一覧に入り、ページそのものが端末にあるため、圏外で確実に開きたい場合に向きます。同じつもりで使うと、読みたいときに探す場所を間違えます。
リーディングリストに入れたはずのページが見当たりません。
別のフォルダに入っている可能性があります。公式ヘルプによると、新しいページはすべて最後に保存したフォルダに保存されます。前回どこかのフォルダに入れていると、今回もそこへ入ります。保存するときはページの下部にある編集から場所を変えられます。あとから変える場合は、そのページでその他アイコンからスターを開き、フォルダからリーディングリストを選んでください。
ダウンロードしたページを消したり人に送ったりできますか?
できます。その他アイコンからダウンロードを開き、一覧で対象のページを押し続けると、右上に削除と共有が出ます。読むときはページをタップするだけです。なおアドレスバーが画面の下にある場合は、アドレスバーを上にスワイプしてからダウンロードを開きます。
iPhoneと同じやり方でできますか?
できません。iPhoneのSafariはリーディングリストが中心で、設定を入れるとオフライン用のコピーがiCloudに保存されます。Androidのように、ページそのものを端末へダウンロードする操作とは考え方が違います。2台を使い分けている場合は、同じやり方が通じないと思っておくほうが安全です。
まとめ
- AndroidのChromeには、オフラインで読む方法が2つある
- リーディングリスト=その他アイコン → スター。ブックマークの中に入る
- ページのダウンロード=その他アイコン → ダウンロード。ダウンロードの一覧に入る
- どちらも保存時にはインターネットへの接続が要る
- リーディングリストは最後に保存したフォルダに入る。意図しない場所に入ることがある
- ダウンロードしたページは、押し続けて削除・共有ができる
- iPhoneとは仕組みが違う(あちらはiCloudにコピーが置かれる)
2つあると知っておくだけで、「保存したのに開けない」はほとんど起きなくなります。